忍者ブログ
マツダ車、デジモノ・家電等について思ったことを書いていきます。

[PR]

  • 2024年11月23日
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


CX-3の静音化対策(ラゲッジルーム、リアルーフスポイラー、Bピラーの制振化)

  • 2015年06月14日
CX-3の静音化対策(風切り音防止テープを貼ってみた)という記事で、CX-3に風切り音防止テープを張り付け、エンジン音、ロードノイズの低減に効果があったと書きました。

そして今週、さらに、ロードノイズの低減を期待して、ラゲッジルーム、リアルーフスポイラー、Bピラーの制振化を行いました。
参考にしたのはこちらのサイトです。

施工内容

ラゲッジルームについては、BOSEのウーファーを取り外した上で、上記サイトで効果ありと書かれていた積水化学の「カルムーンシート」という制振材を張り付けました。
ウーファーは、真ん中のボルトを回すだけで簡単に取り外すことができます。
DJデミオはスペアタイヤ部分が鉄板むき出しでしたが、CX-3は、標準状態でかなりの量の制振材が配置されていました(ディーラーで見たCX-5よりもしかしたら多いくらいかも)。
なので効果あるのかいな・・・と思いつつ、標準の制振材が配置されていない部分&余ったものは制振材の上に貼り付けました。見た目がかっこ悪くなったので、(吸音効果は期待できませんが)安いニードルフェルトを上から全面に貼り付けました。

リアルーフスポイラーについては、リアハッチを跳ね上げた状態で内張りをバキバキと外し、中の鉄板にカルムーンシートを貼り付け、シンサレートを詰め込みました(上記サイトによると、発泡ウレタンを入れた方が効果が望めるとのことでしたが、そうでなくても効果ありとのことで、このようにしました)。

Bピラーについては、前後のスカッフプレートをバキっと外し、ゴムのモールを剥がした上でピラー下側を外します。外した鉄板側にカルムーンシートを張り付け、ピラーの裏には(吸音効果は期待できませんが)余ったシンサレートを張り付けました。

施工の効果

残念ながら、他の方にお勧めできるほどの効果はありませんでした。
後ろからのロードノイズが若干小さくなった気がしますが、「気のせいだろ」と言われれば反論はできません。

下記のグラフはSound MeterというAndroidアプリで測定した車内ノイズのグラフです。左軸がノイズの量(dB)、下軸が経過時間(分)です。機器自体の精度はゴミですが、比較には意味があると思い、グラフを掲載しました。

携帯をシフトレバー前のスペースに置いて計測しています。「施工前」というのは、風切り音防止テープも含めた、一連の静音化対策を実施する前のグラフ、「施工後」というのは、全ての対策を施した後のグラフです。


赤枠は、停車時(全てアイドリングストップ)時のノイズレベルです。前後左右に止まっていた車が発する騒音によってノイズレベルが変わっていますが、総じて施工後の方がノイズレベルは低くなっています。
緑枠は、走行時のノイズレベルです。基本的には60km/hで定速走行するよう心がけました。グラフ上は目に見える違いはありません。また、発進からの加速も施工前後で同じようにやったつもりですが、グラフ上は「若干施工後のほうが小さい?」という感じでしょうか。
風切り音防止テープを付けた際に、「エンジン音、ロードノイズ共に明らかに減った」と思ったのですが、これも気のせいだったのかもしれません。

もっとも、①計測位置が耳元ではない(シフトレバー前)、②このアプリでは音質の変化は測定できない(音質がマイルドになって不快感が軽減されている可能性がある)、③何らかの計測条件が異なった、④測定機器の性能が悪すぎる等の理由で、実際には効果があったにも関わらず、それがこのグラフに現れていない可能性もあります。感覚的にも、全く効果がなかったわけではないと思っています。

とはいえ、1万円以上の資材費をかけてやる対策ではないかなと思いました。何らかの対策をやるなら、手軽で価格も安い風切り音防止テープまでで十分な気がします(それすらグラフ上は明確な優位性が現れませんでしたが)。

なぜ効果が出なかったのか

上記で紹介したサイトでは、DJデミオに私と同様の対策を施し、明確に効果があったとのことでした。もっとも、私がCX-3に同様の施工をした限りでは、大きな違いを感じることができませんでした。
その理由を考えてみると、大きく2つあるのかなと思います。1つは、もともとCX-3には十分な対策(特にラゲッジルーム周りの制振)が行われており、追加で半端な制振材を配置したところで更なる静音化の余地は殆どなかったのではないかということ。
もう1つは、私の施工がまずかったのではないかということです。前者の要因だけでは、リアルーフスポイラーやBピラーへの施工については効果があっていいはずです。しかし実際は目に見える効果はなく、施工に問題があったのかな・・・と考えています。

ということで、徹底的にお金と時間をつぎ込める方、高いノウハウをお持ちの方、とりあえず車をいじっていれば満足という以外は、CX-3に追加で静音化対策をする必要はないのではないかというのが結論です。「簡単にそれなりの効果が得られれば」と思って始めた対策ですが、費用対効果を考えれば標準状態で十分だと思いました。
もし、何かしらの対策を取られて、「明らかに効果があったよ!」という方は、その方法、かかったコスト等を教えて頂けるとありがたいです。



にほんブログ村 車ブログへ にほんブログ村 PC家電ブログへ ←ブログランキングへのご協力をお願い致します!

拍手[2回]

新型デミオとCX-3の快適性(マツダ技報から)

  • 2015年06月06日
いつの間にか、2015年版のマツダ技報が出ていました。新型デミオ、CX-3、ロードスターに関する解説や各種新技術の論文等が掲載されており、とても読み応えがあるものとなっています。

今回はそのマツダ技報から、新型デミオとCX-3の快適性に関する部分について纏めてみました。

新型デミオとCX-3の乗り心地

マツダ技報の59ページに以下のグラフがあります。
上が突起乗り越え時の衝撃の大きさ、下が細かい振動の大きさを計測した結果です。デミオ、CX-3共に、先代デミオだけでなく、国内、欧州の競合車(具体名は不明)と比べても衝撃、振動が少ないという結果が出ています。

本文には「(上図は)突起乗り越え時のインパクトショックの大きさを表している。トーションビームブッシュ取り付け位置の上方移動とサスペンション特性の見直しにより,競合車を凌ぐ性能を達成した。またビリビリするといった不快な振動についてもダンパの摩擦特性の向上とサスペンション特性の見直しにより,競合車を凌ぐ性能を達成した」とあります。

デミオ、CX-3のリアサスペンションは、構造がシンプルなトーションビーム式ですが、乗員の着座位置を車体中央側に寄せ、(アクセラ等に採用されているマルチリンク式同様に)トーションビームブッシュの取り付け位置を上方に配置させることで乗り心地を確保しているようです。

また、デミオとCX-3を比較すると、衝撃はデミオが若干小さく、振動はCX-3の方が小さいです。CX-3は操縦安定性を重視してバネレートを上げたセッティングとなっています(加えて大径タイヤを装着)が、その上でデミオと同等以上の乗り心地を確保できているのは素晴らしいと思います。


新型デミオとCX-3のロードノイズ

以下のグラフは新型デミオとCX-3、そしてそれぞれの競合車の(荒れた路面を走行時の)ロードノイズを表したものです。デミオは競合車と比べると段違いに静かですね。CX-3も若干ながら競合車を下回るノイズレベルとなっています。

本文によると、「ボデーの車室内空洞共鳴とサスペンションの共振周波数を離間することにより,新型デミオ・CX-3ともに競合車と同等以上のロードノイズ性能を達成、一般的に相反する軽量化やダイナミクス性能と両立できた。」とあります。

デミオとCX-3を比較すると、こちらは若干デミオの方が静かとなっています。普通は地上高が高くなるとロードノイズも小さくなるのですが、タイヤの影響でしょうか(もしくは横軸のスケールが違うとか・・・それは無いか)。




上記結果をみた感想

思ったよりデミオの結果が良いので驚きましたが、よくよく考えると確かにロードノイズに関しては、試乗時にもデミオが煩いと感じたことは無かったなという気がします(記憶は曖昧なのですが)。

ただし、エンジン音、エンジンの振動はCX-3の方が静か(試乗時だけでなく、先日ディーラーに書類を持って行ったときにも確認済み)ですし、走行時の重厚感(振動の小ささも影響しているかな)も一回り上ですので、そこまで考慮すると、やっぱりCX-3に優位性があると思いました。

それにしてもデミオはコンパクトカーの中ではちょっと別格と言えるくらい出来が良いのが分かりますね。試乗した時に、「乗り味がフィットあたりの競合車とは全く違う」と感じたことを思い出しました。



にほんブログ村 車ブログへ にほんブログ村 PC家電ブログへ ←ブログランキングへのご協力をお願い致します!

拍手[0回]

CX-3にミラー型レーダー探知機をつけてみた

  • 2015年05月27日
遅くなりましたがCX-3にミラー型レーダー探知機を付けた際の手順等について書いてみたいと思います。

取り付けたミラー型レーダー探知機はユピテル(YUPITERU) EXP-M202。ちゃんとしたメーカー品では最安クラスのものです。

・まずは助手席足下のプラスチックカバーを外して、ドア回りのゴムを上の方まで剥がします。


・剥がしたら、Aピラーのプラスチック部分を外します。ちょっと力が要ります。全部外しても良いのですが、戻すのが面倒なので、配線を通すために最低限必要な分だけ外しました。


・次に、ミラー→天井→Aピラーへと配線を通すために、ミラー裏にあるプラスチックカバーを外します。
   

・左右にパカッと開きます。


・完全に外すとこんな感じ。天井を経由してAピラーに配線を通したら、プラスチックカバーを基に戻します。


・次にグローブボックスを外します、グローブボックスを開けた状態でグローブボックスの左右を軽く押すと、簡単に外れます。そしてAピラーからこの画像の左側へと配線を通します。


・さらに下まで配線を通します(画像が見にくくてすみません)。 


・助手席足元のヒューズボックスカバーを外して、最終的にここまで配線を通します。確か下の15A(アクセサリー電源)の所に切断したケーブルを噛ませて配線完了(取説で確認することをお勧めします)。あとはこれまでの逆の手順で外したものを戻すだけです。


装着後の画像を撮り忘れましたが、ミラー式はダッシュボードがすっきりして良いですね。MRCCのカメラ類が邪魔になるためか、たまにGPSをロストすることがありますが、大きな問題なく動作しています。CX-3はヒューズボックスにアクセスしやすくて良いですね。前車は結構大変でした。



にほんブログ村 車ブログへ にほんブログ村 PC家電ブログへ ←ブログランキングへのご協力をお願い致します!

拍手[0回]