CX-3の2018年モデルが正式発表されました。
概ね
前回記事で書いた通りですが、エンジンスペックが明らかになっています。馬力が11psアップの116ps、トルクは現行と変わらず。燃費はEGR領域を拡大、発生する煤を減らしDPF再生を減らすことで改善。
出力も向上していますし、ターボのレスポンス等も改善しているようなので、乗れば違いは分かるのでしょうが、実用域の最大トルクは変わらずということで、やはり物足りない感は否めません。
そもそもこの排気量アップは排ガス規制対策の側面も大きいようなので、そのためにはスペックを押さえる必要があったということかもしれませんし、組み合わせるトランスミッションの改良が追いつかずに敢えてトルクを抑えているのかもしれません(後者であれば、遠くない将来にトルクアップしそうで怖い)。
因みに価格は僅か約3万円のアップ。安全装備の充実を踏まえたものだそうです。安全装備関連は、全車速対応レーダークルーズ、夜間歩行者対応の自動ブレーキ搭載ということで、かなり先進的です。
今回のリニューアルによって、デミオと比べた割高感はかなり薄れたと思います。ですが競合すると思われるヴェゼルなど比べると、後席は狭いままですし、自動車税はむしろ割高となるなど、販売テコ入れに繋がるかはやや心配です。
1.8Dエンジンの走りや静粛性、乗り心地がライバル車種より明確に良くなっていれば多少は販売も良くなるでしょうが。いずれにしても早く試乗してみたいものです。