先日、「
フランクフルトモーターショーでマツダが発表する新しいコンセプトカー(越 KOERU)がアクセラSUVではないか」という記事を書きました。
その後、いざ
発表をみてみると、
ボディサイズ:4600×1900×1500mm(全長×全幅×全高)
ホイールベース:2700mm
乗車定員:5名
とのこと。
ここでマツダ各車のサイズをみてみると、
| 全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース |
越 KOERU | 4600 | 1900 | 1500 | 2700 |
アクセラスポーツ | 4460 | 1795 | 1470 | 2700 |
CX-5 | 4540 | 1840 | 1760 | 2700 |
跳(デミオコンセプト) | 4070 | 1730 | 1450 | 2585 |
デミオ | 4060 | 1695 | 1450 | 2570 |
雄(アテンザコンセプト) | 4850 | 1870 | 1430 | 2830 |
アテンザ | 4860 | 1840 | 1450 | 2830 |
CX-3 | 4275 | 1760 | 1550 | 2830 |
デミオやアテンザの例を見ると、全長はコンセプトと比べて市販車が1cm短く、全幅は3cm程狭い一方で、全高は2-3cm程高くなっています。
これに沿うと、越 KOERU市販車は4590×1870×1530mmくらいと予想できます。ホイールベースはアクセラ、CX-5と共通の2700mmで変わらないと思われます。
CX-5より全高は低くなる一方で、全長が長く、全幅も若干広くなる形になります。そしてリアを見ると、アクセラというよりアテンザっぽいです。アクセラベースにしながらも、ちょっとプレミアムなモデルということなのでしょう。
ただし、
デザインスケッチも出ている通り、内装デザインは基本的はアクセラと共通のようです。内装がアクセラと共通となると、デミオ→CX-3の時と同様に、車幅(デミオ→CX-3:+65mm、アクセラ→越 KOERU<予想>:+75mm)が広がっても室内幅は殆ど変わらない可能性が高いです。また、全長の増加分(デミオ→CX-3:+215mm、アクセラ→越 KOERU<予想>:+130mm)もデミオ→CX-3と比べて小さく、然程恩恵はないと思われます(元々それなりのスペースがあるので問題ないとは思いますが)。
CX-5とサイズ的には丸かぶり(室内空間的にはやや劣る?)のような気がしますが、デザイン、スタイル、そして、発表記事中にある「乗り心地・静粛性」で差別化するということなのでしょう。ただし、内装がアクセラと共用だとすると、「独自デザインのCX-5と比べてどうよ・・・」という突っ込みが出てきそうですね。
まあ、マツダとしては、あまりコストをかけずに高い車を作っているという感じなので、この車の売上がそこまで伸びなくてもいいのかもしれませんが。
余談ですが、この期に及んでこの車が「CX-9後継で7人乗り」などと書いているネットニュースがありました。客観情報的にはあり得ないと思うのですが、記者は何らかのソースを掴んでいるのでしょうかね。