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  • 2024年11月23日
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本当にマツダCX-3にガソリンモデルが出るのか

  • 2017年02月05日
マツダが国内にCX-3ガソリンモデル投入を検討しているとの報道がありました。これは果たして本当なのでしょうか。

約1年半前に同様の記事を書いた際は、「CX-3単体が売れなくともほかのモデルが売れて、マツダ全体として大きく売上が鈍化するようなことがなければ、ガソリンモデルが出る可能性は低い」ということを書きました。
現状、マツダの3Q決算をみると、国内では販売目標に大幅未達、CX-3、デミオが計画比下振れしており、マツダがCX-3ガソリンモデル国内投入を真面目に考えてもおかしくなさそうです。

そうして記事を見ると、記者の見解として「日本での販売が伸び悩んでいる『CX-3』のテコ入れ策としてガソリンモデルの追加導入を検討していることを明らかにした」と書かれています。
しかし、読み進めると、マツダ自身は「CX-3のガソリンモデル国内投入を検討している」とは名言していないことが確認できます。

この件に関するマツダ側の主な発言は以下の通りです。
①業績が悪かったのがCX-3、『デミオ』のセグメント。
②CX-3、デミオともディーゼルを主力に展開してきたが、このセグメントの特徴としては短距離や都市内での移動であったり、あるいはよりバリューを求めるお客様がいらっしゃるということで、これからはガソリンや、あるいはより量販帯にフォーカスしたような施策を展開していく。
③CX系の生産キャパシティの制約からCX-3は国内ではディーゼルだけで展開した。
④デミオについてはよりガソリンモデルの量販帯を通じて、安全や走り、あるいは内装の質感などをしっかりとお客様にお伝えして販売を回復していく。
⑤CX-3についてもより中期的に量販帯のグレードを拡充していく施策をとっていく。

確かに、②だけ読むと、「CX-3、デミオのセグメントは短距離やバリューを求める顧客向けにガソリンあるいは量販帯にフォーカスしていく」といったことが書かれており、CX-3へのガソリンモデル投入の可能性が高いようにも読めます。
しかし、読み進めると、④で「デミオはガソリンモデルの量販帯で質の高さを顧客にしっかり伝える」、⑤で「CX-3は中期的に量販帯のグレードを拡充」となっています。こうなってくると、②の「ガソリンにフォーカスしていくというのはデミオの話で、CX-3は単なる量販帯グレード拡充」と読むのが自然な気がします。
また、CX-3の量販帯グレード拡充は中期的に行われるとのことで、マツダの言う中期は3年であることを考えると、「抜本的なテコ入れ策としては次のモデルチェンジを見据えた発言なのかな」という気もしますし、現行モデルでガソリン導入があるにしろ2~3年かかるのは覚悟しておいたほうが良さそうです。

そもそも、CX-3にガソリンモデル導入があるかどうかはそれなりに大きなニュースなので、記者も確認すると思いますし、そうであれば「CX-3にガソリン導入」という明確なコメントが記載されるはずなんですよね。
上記記事を見た限りでは、「CX-3にガソリンモデル投入があると読者に思わせるために、記者がマツダ側のコメントをこねくり回しているだけなのではないか」と思えてくるのですが、考えすぎでしょうか・・・



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