先日、CX-3の静音化に関する記事を2度にわたって書きました。
1回目:CX-3の静音化対策(風切り音防止テープを貼ってみた)
2回目:CX-3の静音化対策(ラゲッジルーム、リアルーフスポイラー、Bピラーの制振化)これを見て、「CX-3って煩いのかな」と思われた方もいらっしゃるかもしれないので、「そうではないよ」ということを今日は書いてみたいと思います。
そもそも、先日記載した
新型デミオとcx-3の快適性(マツダ技報から)という記事で、マツダは「CX-3がライバル車と比べて乗り心地も良く静粛性も高い」と主張しているということを書きました。とはいえ、メーカーが自社製品の優位性を説くのは当然のこと。マツダ以外で客観的なデータがないか探してみました。
Edmunds.comというサイトでは、アメリカで販売されている様々な車種のロードテスト結果が掲載されており、これにCX-3の2Lガソリンモデルの結果が掲載されています。
CX-3 FWD 6AT 2.0L アイドリング時 39.1dB
フルスロットル 80.2dB
112km/h巡航時
65.3dB
アイドリング時およびフルスロットル時の騒音は、エンジンが国内モデルと違うので参考になりませんが、112km/h巡航時については、国内の1.5Lディーゼルの方が静かだと思われる※ので、(車体側のノイズ対策が変わらないという前提で)「65.3dB未満」と考えられます。
※ 2Lガソリンモデルでは112km/h巡航時のエンジン回転数が2,500rpmであるのに対し、1.5Lディーゼルは2,000rpm未満で、実際に走っても非常に静かです。
また、アクセラセダンの数値は以下の通りです。フルスロットル時の騒音はCX-3の方が大きいですが、アイドリング時、112km/h巡航時の騒音はCX-3の方が静かとなっています。両車は同じエンジンですので、ボディ自体の静音性はアクセラと比べても遜色ない(というか寧ろ良い)と言えそうです。
アクセラセダン FWD 6AT 2.0Lアイドリング時 41.1dB
フルスロットル 72.6dB
112km/h巡航時 66.3dB
因みに気になった他車のデータも掲載します。比較する意味があるのは112km/h巡航時のデータのみですが、最も静かなCT200hとも大きな差はありません。ハイウェイクルーズならクラス中でも快適な部類と言って良いと思います。因みにヴェゼル(米国名HR-V)はデータがありませんでした。
スバルXV 4WD 2.0L CVTアイドリング時 41.8dB
フルスロットル 70.7dB
112km/h巡航時 68.2dB
プリウスアイドリング時 39.8dB
フルスロットル 70.7dB
112km/h巡航時 69.7dB
フィット3 FWD 1.5L CVT
アイドリング時 40.5dB
フルスロットル 76.1dB
112km/h巡航時
66.2dB
CT200hアイドリング時 37.7dB
フルスロットル 70.8dB