マツダが開発を続けてきたHCCIエンジン、skyactiv-xが遂に実用化され、近い将来市場投入されることがリリースされました。これに合わせてskyactiv-xを搭載した試作車の試乗記事なども出てきています。
このskyactiv-xの特徴をまとめると
・排気量は2L
・トルクは1.5Lディーゼルと同程度だが良く回るので出力は2.2Lディーゼル並み
・振動、ノイズはガソリンより大きいがディーゼルより小さい
・燃費(燃料1Lで走行できる距離)はディーゼル並み
・ただし燃料がガソリンなので燃料費は割高
・コストはガソリンとディーゼルの間
という感じです。確かにガソリンエンジンとしては画期的なのですが、CX-8搭載の新型2.2Lディーゼルと比べると性能面(低回転トルク)で劣るうえに燃料費は高くつく。正直なところ、ディーゼルから乗り替えるほどの魅力はないのかなという印象です。ディーゼルの音、振動が気にくわないけど、低燃費で高出力なエンジンがいい、という方にはいいかもしれません。
まあ、カタログスペックだけではなく、実際のフィーリングやエンジン重量によるハンドリングへの影響もあるので、実際に乗り比べたら印象は変わるかもしれません。マイルドハイブリッド化することも検討中とのことで、最終的にどのような形で実用車として出てくるか、楽しみに待ちたいと思います。