先日、マツダCX-3がようやく納車されました。今後レビューを色々書いていきたいと思いますが、今日は国産マツコネ(ナビゲーションSDカードPLUS)の使用感についてレビューしたいと思います。
国産マツコネは拍子抜けするほど普通に使える
購入前からNNGマツコネの悪評を至る所で耳にしていたので、どれだけ酷いのだろうと恐れていましたが、何の問題もありません。メーカー純正ナビとして基本的な機能、性能を備えており、価格は4万円ちょっとですので非常にお買い得と言えると思います。音声認識機能もついてこの値段はちょっと驚きです。
NNGマツコネで不評だった点の検証
1.自車位置の捕捉商業施設の屋内駐車場等に何度か出入りしてみましたが自車位置を見失うことはありませんでした。前車に付けていた2DINナビでも何度か自車位置を見失ってしまった場所だったので、あまり期待はしていませんでしたが、特に問題なさそうです。
2.2画面表示従来使っていたナビでは、画面左側に3Dマップ、右側にノースアップの2D広域地図を表示していましたが、国産マツコネナビも同様の設定ができます。また、3Dと2Dを左右入れ替えることもできます。右側を3D表示にできるのは何気に便利ですね。
5万円前後の2DINナビでは2画面表ができないモデルも多いですので、マツコネナビが4万ちょっとというのは、やはりコスパ的に非常に優れていると思います。
3.フリーズ・再起動上述のように、3Dマップ、2Dマップの2画面表示でUSBオーディオを常時鳴らしていますが、フリーズ・再起動等の不具合に遭遇したことはありません。仮に今後発生したらここでお知らせしたいと思います。
4.ルート引きいつも使う自宅周辺の細い道(前ナビ、Googleマップはこのルートを案内してくれていた)が案内されませんでしたが、マツコネが提示しているルートも、幹線道路を重視していると考えれば特段おかしいルートではなく(距離、時間は殆ど同じ)、今のところ変なルートを案内された経験は無いです。
最近の市販ナビと比較した不満点
値段を考えれば十分な性能とはいえ、最近の市販ナビと比べるとやはり不満もあります。まあ安いので諦めるしかないですね。
1.駐車場まで案内してくれない最近のナビは、「駐車場に入るまでのルート」を案内できることを売りにした機種も多いですが、国産マツコネナビは目的地周辺で案内が終了してしまいます。右折できないにもかかわらず、右折しないと駐車場に入れない場所で案内を終了されてしまうのは困りものです。
2.マップ表示がイマイチ最近の市販ナビはコンビニやランドマークなどが3D表示されており、見ていても美しいものが多いですが、国産マツコネでは、2Dマップを斜めにして遠近法を効かせただけ?スーパーファミコンのマリオカートみたいな感じでちょっと残念です。実用上は問題ないのかもしれませんが。
3.オーディオ設定が貧弱我が家のCX-3ではBOSEサウンドオプションをつけており、音にもまあ満足していますが、もう少し設定項目が多いといいなと思います。
多くの市販ナビではEQだけでなく、タイムアライメントや残響効果までかなり細かい設定ができます。マツダコネクトはBassとTrebleのEQのみで、タイムアライメント等の設定はありません。せっかく最初からまともなスピーカーが付いているのに残念です。
最近の市販ナビと比べて優れている点
1.操作しやすい市販ナビにはリモコンがいているものもありますが、マツコネのコマンダーはかなり操作しやすいです。ダイヤルをぐるぐる回して項目を素早く選択できるので、曲選び等もスムーズにできます。
2.レーン情報がHUD(ヘッドアップディスプレイ)に表示されるCX-3にはHUDが搭載されていますが、これがナビと連動して、レーン情報と進行方向を示してくれます。視線をナビに移さなくていいのでかなり便利です。ハイテク感もあって素晴らしいですね。
このように、今のところ、価格を考えれば大満足の国産マツコネナビですが、引き続き、複雑な立体交差等を含めてきちんと自車位置を捕捉できるか、フリーズ・再起動が発生しないか、ルート引き問題がないか等について検証※していきたいと思います。
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続報【CX-3搭載の国産マツコネを使用した感想(第2報)】を書きましたので、宜しければご覧ください。