日経新聞によると、マツダがミニバン開発・生産から撤退するようです。記事によると「プレマシー、ビアンテ、MPVの売上が悪く、後継車種の開発を断念した」との書かれています。
マツダが本気でこう認識してるのだとしたら「ちょっと違うんじゃないの」と声を大にして言いたいです。
ミニバンのフルスカイアクティブ化が期待される状況でこれだけ放置すれば、既存車種が売れなくなるのは当然です。
個人的にはディーゼルこそミニバンに載せるべきエンジンだと思いますし、ディーゼルミニバンを出せば今でもそれなりにヒットするだろうと思います。
しかし、今後はミニバンからSUVにリソースをシフトするとのこと。おそらくCX-9より一回り小さい多人数SUVが国内で出るのでしょう。
私は6~7人乗れる手頃なサイズの車が出ればよいので、ミニバンにこだわるつもりはない(というかSUVが出るのだったらそっちがいい)ですし、ミニバンやめてSUV揃えた方がブランドイメージも分かりやすくなって好ましいと思うのですが、スライドドアを望んでいた人にとっては残念なニュースですね。
マツダ、ミニバン撤退、中堅各社、車種絞る、三菱自はエコカーに注力。 マツダは2017年をめどにミニバン(3面きょうのことば)の開発・生産から撤退する。多人数が乗るクルマとして多目的スポーツ車(SUV)の人気が世界的に高まっており、ミニバンの経営資源を振り向ける。三菱自動車も小型SUVや電気自動車(EV)に注力する。トヨタ自動車など大手がほぼ全車種をそろえて拡大を続けるのに対し、中堅自動車メーカーでは車種を絞り得意分野に集中する動きが広がってきた。 ミニバンは日本では2000年前後にファミリー層の圧倒的な支持を集めた。その後、デザイン性と運転そのものを楽しむSUVに需要が移り、市場縮小が続いている。 マツダは「プレマシー」「ビアンテ」「MPV」の3種類のミニバンを展開するが、次期モデルは開発しない。15年の国内販売台数が3車種合わせて約1万600台と、直近ピークの10年と比べて4分の1の水準まで低下。人気車種が競合大手に偏る傾向が強まり、継続は困難と判断した。